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ゴシック体は「セリフ」のない文字


セリフのないHelveticaフォントの例

さて「ゴシック」という呼び名は洋風だけど、外国でも使われているんだろうか?実は、欧文フォントの世界では、ゴシック体のようなデザインを「サンセリフ」と呼んでいる。「サン(sans)」というのはフランス語で「〜がない」という意味。「セリフ(serif)」は、アルファベットをデザインするときに線の端に付ける「飾り」のことになる。つまり「サンセリフ」とは飾りの付かない文字デザインという意味だ。


TimesとBodoniフォントのセリフは形が異なる

確かにゴシック体には、線の端に余計な飾りが付かないデザインが多い。ゴシック体は平筆で書くようなデザインだから、線の端には飾りが付かない。つまり「サンセリフ」な文字というわけだ。

欧文フォントには、いろいろな種類のセリフ(飾り)があるが、Times(タイムズ)フォントのように、緩やかなカーブを持つセリフもあれば、Bodoni(ボドニ)フォントのように横線だけのセリフもある。欧文フォントのデザインを特徴づける重要な要素がこのセリフというわけだ。

それじゃあ、日本語の明朝体には「セリフ」ってあるんだろうか?

明朝体のセリフは「うろこ」


明朝体のデザインに特有な「うろこ」

明朝体をもう一度眺めてみよう。横線の右端に三角形の飾りが付いているよね。これが明朝体に独特なセリフ(飾り)で、「うろこ」と呼ばれている。なぜ「うろこ」と呼ぶかというと、日本には、鱗(うろこ)模様と呼ばれる三角形▲の模様が古くからあった。三角形の形から明朝体の飾りも「うろこ」と呼ばれている。


日本の伝統的な鱗模様

細い横線と太い縦線を組み合わせる明朝体では、うろこがデザインの上でメリハリをつける役割だ。明朝体の横線は水平だけど、その右端にうろこが付くことで、文字を右上がりに錯覚させる。書き文字も右上がりだから、読み手に同じような安心感を与えるという意味もある。


クリックすると、文字の部品名がわかる

日本語の文字をデザインするときの呼び名は、うろこ以外にもいろいろある。左の図でそうした呼び名のいくつかを確認してほしい。部品名で見ていくと文字って楽しいよね。

日本語フォントは、こうした部品の組み合わせでできている。日本語フォントを作るとなると8,000文字以上が必要だから、こうした部品をつなぎ合わせて、1文字ずつ作っていくわけだ。

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